目指せ楽チントレードライフ( ゚ω^ )v

 

ユーロを左右する2つのイベント

金融機関の年末年始を見越したドル資金需要を補うために、主要6中銀がドル資金の供給拡大の協調策で合意したこと、ユーロ圏の中銀が国際通貨基金(IMF)経由で最大2,000億ユーロ規模拠出するとの計画が浮上、心配されていたスペイン・フランスの国債入札の堅調な結果を受けて、ユーロ圏各国の国債金利が急低下しています。さらに、金曜日には米国の重要指標である11月雇用統計で失業率が市場予想より強い結果となったことが市場のセンチメントを一時的に改善し、株式市場は反発を見せ、FX(為替)市場でもドルや円が売られ、クロス円が上昇する結果となっています。ただ、先週からのリスク・オンの流れが継続するかどうかは、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会と欧州連合(EU)首脳会合の2つのイベントで大胆な措置がとれるかどうかが鍵となりそうです。

 

8日(木)に開催されるECB定例理事会では「政策金利を0.25%利下げして1.00%に決定する」と予想されるほか、危機対応における新たな流動性対策として「1年超(2〜3年物)の資金供給オペの導入やオペの担保基準緩和などが考えられます。また、ECBのドラギ総裁の定例記者会見で、国債買い入れについて今まで以上に積極的な発言をするかに注目が集まります。ドラギ総裁はすでに「欧州首脳が加盟国の財政管理の厳格化で合意すれば、ECBは債務危機対応で一段の措置を講じる用意がある」という認識を示しており、会見と共に公表されるECBスタッフによる最新の経済見通しでは成長率・インフレ率が下方修正される可能性があり、利下げを正当化する内容になるとみられます。

 

また、8〜9日にかけて開催されるEU首脳会合では、財政規律強化に関する協議に関心が高い中、首脳会議に先立ってドイツ・フランス首脳会談で欧州債務危機解決に向け、財政規律強化などを盛り込んだEU条約改正の共同案を発表しています。ドイツとフランスが財政赤字規則に抵触するメンバー国への自動的制裁を支持し、債務上限をユーロ圏諸国の憲法に盛り込むことを一致協力して推進すると表明しました。サルコジ大統領は2012年3月までの合意を目指すと述べています。また、ドイツとフランスは恒久的な救済枠組みである欧州安定化メカニズム(ESM)の発足を当初の予定より1年前倒しの「2012年」にする計画でも一致しています。ただ、問題なのは、他の参加国の説得や実行に向けた詳細の詰めの協議にあり、EUサミット前に期待が高まるものの、この先が進展せずに失望へと変化します。

 

マーケットでは、ECBの利下げよりも債務問題への対策に関心があり、今回の利下げが積極的なユーロ売りには繋がり難いことに注意が必要です。ECBが利下げを決定したとしても、同時に国債買い入れ拡大など積極的な対策を決めれば、市場への不安心理を抑えるため、ユーロの買い材料となる可能性があります。それでも、ユーロ圏各国の格下げリスクやギリシャのユーロ圏離脱の可能性があり、ユーロ圏に対する不透明感は払拭できないことから、短期のユーロ上昇はあっても中長期での不透明感が次第にユーロの上値を重くすると考えられます。

 

5日(月)には、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が債務危機でユーロ圏15ヶ国の格付けを引き下げ方向での見直しを発表、EUサミット終了後にできるだけ速やかに格付けの見直し作業を終了させると伝えています。マーケットの期待とは裏腹に格下げリスクは拡大しており、今後ユーロ圏各国の債券に再び売り圧力(利回り拡大)が高まるようであれば、リスク・オフの流れが強まり、ドルと円が買われてクロス円が下落することになるため、S&Pの動向に注意が必要です。

激動のユーロ相場を知るにはこのサイト:FX!高金利通貨でスワップ生活@外貨ブログ
日々の為替相場を元にFX取引を行なっているブログ。チャートを利用したテクニカル分析や相場雑感、各国要人発言や経済指標などのデータが揃っているため、初心者にもオススメです。

ボラティリティの激しいポンド円をトレード!

ポンド円(GBP/JPY)日足:やや売り優勢か

127.66円 200日移動平均線
123.35円 一目均衡表(基準線)
123.01円 ピボットR3(損切り転換点)
122.65円 ピボットR2
122.64円 90日移動平均線
122.19円 ピボットR1
121.90円 21日移動平均線
121.75円 5日移動平均線
121.56円 現在値
121.37円 ピボットS1
121.01円 ピボットS2
120.97円 一目均衡表(転換線)
120.55円 ピボットS3(損切り転換点)

テーブル作成協力サイトFX自動売買で投資生活@無料のシステムトレード口座比較!
fx自動売買が使える口座を比較しているサイト。FXの基本から応用まで幅広い知識があるfx業者比較です。

波及する欧州危機を収束するためのビジョン

恐らく欧州圏のいくつかの国は自助努力だけでは信頼回復が難しいことから、救済案が試行錯誤で検討されています。欧州圏GDP第3位のイタリアですら非常に危険な状況ですが、今週行われた国債入札が十分な需要を集めたことで不安感に歯止めがかかりました。万が一、国債発行が困難となった場合、市場の信頼感の回復に必要な是正策を講じる時間を稼ぐための予防的支援に必要な金額は5,000億ユーロから8,000億ユーロといわれていますが、こうしたリスクに向けた具体的な対策は決まっていません。

 

EFSFの融資可能額4,400億ユーロのうち、ギリシャ・アイルランド・ポルトガルへの支援に用いられない資金2,500億ユーロに4〜5倍のレバレッジを掛けて、1兆ユーロの資金を確保する案などが浮上していますが、こうした案が迅速に進展しないうちに危機が一段と深刻化した場合には、ECBがSMP(証券市場プログラム)、またはIMFへの融資を通じて積極的に関与する必要が生じる可能性があります。欧州の金融制度の改革がどのように収束していくのか、未だ不透明であり、これが晴れるまでは市場の安定は期待できません。

 

先日、フランスとドイツの高官はEU条約の改正以外により早く目標を達成できる方法を模索していると、ロイター通信が伝えています。ただし、それ自体が1年かそれ以上かかりそうでとても長い道のりです。また、ユーロ圏のAAA格付国(ドイツ、フランス、オランダ、ルクセンブルク、フィンランド)がドイツ国債管理会社を通じた共同債の発行を最後の手段として検討していると伝えています。(ドイツのハンデスルブラット紙は28日付けの記事)

 

30日の海外時間には、日米欧6中銀は米ドルスワップ協定での米ドル資金供給金利をOIS(Overnight Indexed Swap 翌日物金利スワップ)+100bpからOIS+50bpに引き下げるとともに、期限を6ヶ月延長して2013年2月1日までとしたことを市場は好感し、株価は上昇しました。欧州銀行の米ドル資金調達難を見越しての対応とみられます。同日、欧州財務相会議が行われましたが、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能を強化し、問題国国債の最大30%保証と投資事業体を設立することで合意したものの、具体的な調達先などが決まっておらず対応が手詰まりとなっています。

 

世界中が協力してこの危機に立ち向かって乗り切らなければ共倒れになってしまう状況ですが、当の欧州は五里霧中なのかもしれません。

サイト協力者様クルップの情報商材レビューサイト!FX投資で使えるのは・・・
気になるfxの情報商材を管理人であるクルップさんが購入し、本当に使えるものなのかを検証しています。